アーサナに苦心する

            

大学に通うと共にアルバイトを4つ掛け持ちしていたころ、肩凝りが酷くいつでも酷い頭痛を鎮痛剤で抑えている状態でした。そんな私を心配した母が、母の仕事仲間が通っているヨガ教室へ誘ってくれたのが私のヨガとの出会いです。
70歳になってもヒマラヤまで登りにいくパワフルな女性の先生が、インドで学んできたハタ・ヨガを学べる教室で、まずは呼吸を整えてから「アーサナ」と呼ばれる姿勢や体勢を維持することで、全身と呼吸を整えていくというものでした。何の知識も持たずに学びに行ったので、最初はわけがわからずにキョロキョロしてしまい、ちょっと落ち着きましょうね、と優しく諭されました。
ハタ・ヨガではアーサナは全部あわせると84種類もあるそうです。これをやることで効果があるのは、肩凝り改善、ウェストの引き締め、下半身の強化、心身の調整、集中力の向上、股関節の歪み改善、冷え症の改善、毒素排出効果などたくさんです。先生は、アーサナは力を必要とするものではありませんから、懸命に努力して行うことはやめましょう、と仰っていました。むしろ力を抜くことで最高の結果が得られますよ、と。実は正しい姿勢を維持するためには、自分がこういう姿勢がしたい、するのだ、という意思と自分の筋肉の協調性が必要になると教えられ、目から鱗が落ちました。無理やりでも一生懸命やることが大切だとそれまでの学校教育で学んできていたので、結局は自分がやりたいと心底思うように誘導することから始まるし、それが出来ればあとは全てうまくいくというのは、なるほどなあ!と思ったのです。ですから精神と肉体のバランスが取れていることが必要だと。そのために呼吸を大事にするのですよ、と仰っていました。
ヨガはスポーツではありません。嫌がる体を無理に捻ったり真っ直ぐにしたりするものではなく、ただ力を抜いて、気持ちよいと思えることをゆっくりする、その結果として、良い姿勢や心の安定がついてくるのです。

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